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息子 kuma を妊娠してからの記録 from Harlem, NY。



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結局ベイビーブルーから復活したのって、いつごろだったかな~。。
kumaが7ヶ月ぐらいのときかな多分。

その頃に2週間、旦那の実家に遊びに行った。
それでなんか気分が変わって、旅行から帰ってきてからも
なんとなく気持ちが落ち着いてきて。。。

今じゃ、あの頃なんで私あんなに旦那にイラついてたんだろう?って
すごい不思議に思えるぐらい復活してる。

確か知り合いも旅行に行ったらベイビーブルーが治った、って言ってたし、
どうやら鍵は“旅行”らしい。


多分、「壁」の中から1回出る、っていうことが大事なんだろうな~。


私の場合は、だけど、産後しばらくしてから、自分が見えない「壁」の中に
入ってしまったような感じがしてた。

出産直後、退院して家に帰ってもまだ体力が全然なくてほとんど動けなくて、
ただただ赤ちゃんにおっぱいをあげる日々が続く。

そんで産後1ヶ月ぐらいして体力が戻ってみると、いつの間にやら自分の中にも
旦那の中にも、
「ママは24時間常にkumaといるのが当たり前」
っていう考えが植え付いてる。

そんでその考えが壁になって自分と赤ちゃんがいる家を包み込む。

つーか新生児を抱えてるんだし常に一緒にいるのが当たり前なんだけど、
ベイビーブルーになった場合には、一度そのプレッシャーの外に旦那と3人で
出るのが効く、ってことなんだろうなぁ~。


それにしても、旦那はよく7ヶ月も私のイライラに付き合ってくれたと思う。
感謝しないと。

2人目のときはもっと早めに旅行に行こう。





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まぁ何が原因とかハッキリ分かるものでもないんだろうけど、
私の場合は色んな事が一時期に重なって起きたからだと思うけど、

とにかく、イラつきはじめた。

旦那限定で。

私の体力が戻るまでの間、(産後1ヶ月経つまで)旦那はかなり色々とやってくれてた。
毎日仕事に行きつつもちゃんと料理してくれて、自分が家にいない間に私がお腹空いたら食べ物が常にある状態にしていてくれて、その他掃除、洗濯、買い物・・・ばあちゃんが帰ってからはほとんど旦那が一人でしてくれた。
私は体の調子がいいときだけ家事をやって、1日のほとんどはkumaと遊んだりおっぱいあげたり寝かしつけたりしてた。

なのに、ナゼだか全く分からないけど、旦那が靴下を脱ぎっぱなしにしたとか、戸棚を開けっ放しにしたとか、そういう些細なことがやけに目に付いて、お腹がグルグル気持ち悪い感じになるぐらい腹が立った。
怒りがお腹でうずまいてるのを体感できた。

旦那が仕事から疲れて帰ってくるとまずは何か一言文句とかイヤミを言ったりした。

特に腹が立ったのは、旦那が「アレ」って言うとき。
「アレがさー、」とか「今日のご飯ってアレだよね」とか言われるともうカーっと来て、

「アレじゃわかんないよ!!」

って毎回怒鳴った。

家に遊びに来た女友達にも、
「あんなにラブラブだったのに、女って子供産むとこうも豹変するもんなんだ~・・」
とか言われたりした。

他人からそう言われるとその瞬間はものすごい罪悪感を感じて、私はなんて最低なんだろうとか思ってあとで一人で泣いたり、でも旦那がまた会話の中に「アレ」を盛り込むと罪悪感なんかどっかに吹っ飛んじゃって、考えるよりもなによりも怒りの言葉が先に口から飛び出す、っていう感じで、

あ、私、今壊れてる。。

って思うしかなかった。


アメリカの病院では産後鬱のことを妊娠中から何度も説明される。
(でもこれって逆に産後鬱を意識しちゃってよけい産後鬱になっちゃうんじゃないの?とも思う。)

病院のナースとか助産婦さんは旦那にも繰り返し産後鬱について説明したり対処法が載ってるパンフレットを渡したりしてたから、旦那はkumaが産まれる前から覚悟はしてたみたい。

私がどんなに八つ当たりしても、私に怒ったりすることは滅多にない。それも本当に本当に限界に疲れてるときだけ。
いつもただ黙って私の怒鳴り声とか文句を聞いて、最後に私を抱きしめて
「ママ、大丈夫だよ。イライラするのは今だけだよ。」
って言ってくれてた。






退院してから3日後、ばあちゃんが来る4日前、
旦那がアパートの大家さんのところに家賃を届けに行ったら、

「ムスコが住みたがってるから出て行ってくれ」

ってイキナリ言われた。
2ヵ月以内に引っ越してくれって。
リースもなかった。

産後5日目でそんなことになって、それを聞いたときは
ちょっとパニクって泣た。
泣いたことに自分で驚いた。

でも、これはきっとクマがこの家を気に入らなかったんだ。
この引越しできっと今よりずーーーっといいアパートに巡り合うんだ!
って無理矢理思うことにした。

そしてばあちゃんが来て、なんでもやってくれて、
あ~~なんか、ばあちゃんがいる間に思いっきり休憩して、その後がんばればきっとアパートも見つかるし、何もかも大丈夫!っていう気分になった。




でも、ばあちゃんが1週間でいなくなって、同時に旦那も仕事に復帰して、2時間おきにおっぱいのために起きる生活に戻って、家にクマと2人だけの時間が増えて、

「これからは家事も育児も全部自分ひとりでやらなくちゃ」

っていうのと

「住むところ探さなきゃ住むところ探さなきゃ」

っていうので気持ちばっかり焦って、でもさすがに出産後2週間じゃ体が言うこときかなくて、やらなきゃいけないことがいっぱいあるのに何も出来ない、っていうのがグルグル頭の中をめぐり始めた。

クマを見ているときだけはかわいすぎて心が平和だったけど、クマが寝てるときなんかはもー、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、いやーでもとりあえず何か食べないとおっぱいが出ないし、お腹痛いしアソコの傷も痛いし、っていうのが頭の中をまわって結局とりあえず何か食べるっていう状態。

旦那の仕事中に自分の足でアパート探しに行けないのがもどかしくて、でもやっぱり今は赤ちゃんが第一だし・・いやでも赤ちゃんを平和に育てるためにもさっさと落ち着ける住処を探さないと・・・
結局頭の中はいつもグルグルグルグル。



その辺から、ちょっとずつおかしくなった。



名前: づづづ

住処:
米国・ニューヨーク
性別:
女性


ニューヨーク、ハーレムにて
2007年6月に生まれた息子

くまの成長を記録中。


2009年12月18日 2人目の男の子を出産。


くま


てん


イチ(♂)


ハナゲ(♀)


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